昨日は『ブラス・ポルテーニョ』の定期演奏会に行ってきました
文字通り神戸の『港の楽団』という意味で
私が生まれる数年前に設立した社会人で構成された神戸市民楽団です
私がクラシック音楽に興味を持ち出した頃に
母が連れて行ってくれたことがきっかけで
それ以来、客席に通い続けて30数年にもなりますか
スケジュールが合えば必ず見に行くようにしています
クラシックを好きになっていった初めのキックがこの『ブラポル』でした
昔は友人のお姉さんが楽団に入っていたりした時もありました
ルミナリエの第一回点灯式のときに演奏されたことも覚えています
私がいうと失礼かもしれませんが
正直、入場料も千円ということで
ホント楽な演奏会です
赤ちゃんの鳴き声や子供が喚く声もあったりで
パンフレットをめくる音すら耳障りになるという堅苦しい楽団や指揮者のコンサートとはかけ離れた演奏会です
毎回1部と2部でカラーを分けて
1部は、しっかりと緊張感を持たせて聞かせてくれます
そして休憩を挟んで
2部は、ほとんどお笑いです(笑)が最後はまた軽い緊張感を持たせて聞かせてくれます
エルガーの威風堂々で幕が開き、そしてまた威風堂々で幕が閉まる
これがブラポル定期演奏会の流れです
昨日の演奏会では、のっけからお笑いモードでしたが...
私が小学生の頃そうであったように
小さな子がクラシックに興味を持つきっかけ作りにと...親子で来場される方も多いです
お年寄りのご夫婦や
中学や高校の吹奏楽部が先生の引率で来たり
色々な年齢の方々がいらっしゃいます
楽団員の方々も社会人楽団ということもあり
下は18から
上は75歳と幅広いです
音楽に親しむ
音楽を愉しむ
この言葉がぴったりとはまる吹奏楽団です
それは
形あるプレゼント以上に
心や脳で感じることのできる形ない力
時間がない中、毎回、趣向を凝らして楽しませてくれるブラポルの音楽であり
オバマさんの広島でのスピーチ
のように...
相手の立場を考えた優しさから生まれてくる見えない力なんだと
改めて感じさせてくれました
ブラポルのホームページ(→★)